東京サウンドボックス

防音室の重さ 見える化ツール

TOKYO SOUND BOX presents / 床にどれくらいの重さがかかるのか、その場で確認できます

1防音室を選ぶ

重さが分かっている場合は直接入力

2中に置くもの

3置く場所

この条件だと、こうなります

設置の可否について。この結果は目安であり、床が耐えられるかどうかを当社が保証することはできません。建物は一棟ごとに状態が異なるため、建築会社や管理会社でも「絶対に大丈夫」と保証されることは基本的になく、最終的には設置される方のご判断となります。

そのうえで申し上げると、当社がこれまでに設置してきた中で、防音室が原因で床にトラブルが起きたことは一度もありません。一般的なご家庭・事務所であれば、大きなご心配はいらないと考えています。

ただし、雨漏り・水漏れ、シロアリの被害、地盤沈下など、建物そのものに気がかりがある場合は別です。その場合は設置前にその部分の調査をおすすめします。判断に迷われたら、お気軽にご相談ください。

そもそも床の耐荷重とは? 防音室を置いて床は抜けないの?
🙋
防音室って、かなり重いですよね。
床が抜けたりしませんか?
もっともよくいただくご質問です。結論から申し上げると、一般的なご家庭であれば大きなご心配はいりません。順番にご説明しますね。
まず、床が支えられる重さには法律で決められた基準があります。住宅の居室は1㎡あたり180kg、事務所や店舗は290kg。木造でも鉄骨でも鉄筋コンクリートでも、この基準は同じです。
🙋
その180kgを超えたら、危ないということですか?
いいえ。これは「最低限これだけは満たすこと」という基準で、上限ぎりぎりの値ではありません。実際の建物は余裕を持たせて造られているので、少し超えたからといって、すぐに床が抜けるわけではないんです。
市販されている家庭用の防音室のほとんどは、通常の使い方であればこの基準に収まる設計になっています。ただ、グランドピアノやアップライトピアノ、重量のある機材を入れると、計算上は超えることがあります。
🙋
超えてしまったら、どうなりますか?
当社の施工実績、および同業他社からうかがった範囲では、防音室の設置が原因で床が抜けたという事例は確認されていません。計算上の数値が基準を超えていても、ただちに床が沈んだり凹んだりするものではありません。
⚠️ ただし、建物そのものが弱っている場合は別です。水害にあった、地盤が沈下している、シロアリで柱や土台が傷んでいる —— こうした建物では、床が沈む可能性はゼロではありません。構造上の大きな欠陥がないことが大前提です。心当たりがある場合や、築年数が古く床の状態が分からない場合は、設置前にご相談ください。
木造の2階・3階に置いて、地震のときは大丈夫?
🙋
建物の上のほうに重いものを置くと、
地震に弱くなりませんか?
鋭いご指摘です。考え方としてはそのとおりで、建物の上のほうに重いものがあるほど、地震のときに受ける力は大きくなります。建築基準法でも、地震の力は上の階ほど大きくなるものとして計算することになっています。
🙋
やっぱり、そうなんですね……
ただ、ここで一度、日本の家がふだん屋根に載せている重さを見ていただきたいんです。和瓦の屋根は1㎡あたり約60kg。屋根の面積が100㎡なら、屋根だけで約5トンになります。
🙋
5トン……! 防音室よりずっと重いですね。
そうなんです。「瓦屋根は地震に弱い」と言われるのは、この重さが建物のいちばん高いところにあるからです。それに対して防音室は、中身を含めて1トンあったとしても瓦屋根のおよそ5分の1。しかも置かれるのは屋根より低い2階の床で、柱や壁のすぐ近くです。
屋根の専門家も、「重い屋根=危険という単純な話ではなく、その重さに対して家全体がバランスよく設計されているかが最も重要」としています。防音室も同じで、その建物がどう設計され、いまどんな状態かによります。
⚠️ とくに1981年以前(旧耐震)の建物壁の量が少ない建物では、重さが加わる影響が相対的に大きくなります。気になる場合は耐震診断を受けたうえでご検討ください。木造3階建ては構造計算が義務づけられているので、設計図が残っていれば設計者に確認するのが確実です。
置き方でできることもあります。
2階より1階に置く(地震のときの影響がもっとも小さい)
外周の壁際・柱の近くに置く(部屋の中央より構造的に有利)
・建物の片側に寄せすぎない
重いものを置いて床が抜けた事例はあるの?(水槽・本棚など)
🙋
防音室に限らず、重いもので
床が抜けた話って実際にあるんですか?
記録として残っているものはあります。ただ、それを見ていくと「面積の小さいものほど危ない」ということが分かります。床にかかる重さは「重さ ÷ 置いている面積」で決まるからです。
📚 本・本棚 —— もっとも多いご相談です。コミック1冊は約200g。幅80cmの本棚にぎっしり詰めると100kgを超えます。床に接している広さは0.24㎡ほど(幅80×奥行30cm)なので、1㎡あたりにすると約420kg。
築50年の木造アパート2階の4畳半に1,000〜2,000冊の蔵書を運び込み、押し入れの床板から裂ける音がしたという記録も公開されています。
🐠 大型水槽 —— 120cm水槽(120×60×45cm)は水だけで約324kg、台や機材を含めると約400kg。置いている面積は0.72㎡ほどなので、1㎡あたり約550kg。多くの防音室より高い数値です。
🏋️ ホームジム・その他 —— 200kgを超える器具を1か所に集中させると、床がへこむことがあります。ほかにも水の入った洗濯機・500L以上の冷蔵庫・ピアノなど、1㎡あたり180kgに近いものは家の中に珍しくありません。
🙋
いきなり「バキッ」といくものなんですか?
それが、実際に多いのは数か月から数年かけて床が少しずつたわむ・傾くというものなんです。重さが一か所に集中したまま長く置かれると、床材のへこみだけでなく床下の骨組みにも負担がかかります。
🙋
では、防音室はどうなんでしょう?
防音室は床全面で接地するため、重さが広い面積に均等にかかります。2畳クラスは約570kgですが、床に接する広さが3.7㎡あるので1㎡あたりは約150kg

総重量では水槽や本棚より重くても、1㎡あたりで見ると大型水槽のおよそ4分の1、本棚のおよそ3分の1です。重さが一点に集中しないぶん、床材のへこみや床下の骨組みへの負担も小さく、建物への影響はかなり少なくなります。
床を補強したい場合は?(工事の方法と費用の目安)
🙋
念のため床を補強したいのですが、
お願いできますか?
申し訳ありません。当社では床の補強工事は承っておりません。建物そのものに手を入れる工事になるため、お近くの工務店・リフォーム会社・大工さんにご相談いただく形になります。
「防音室の設置は当社、床の補強は地元の工務店」という進め方をされるお客様が多いです。業者のご紹介はできませんが、そもそも補強が必要かどうかの判断材料はお出しできますので、お気軽にご相談ください。
🙋
一戸建ての場合、
どんな工事になるんでしょう?
🏠 木造の1階なら、床下に入れるので比較的やりやすいです。鋼製束を追加して支える点を増やす、大引き・根太を追加する、といった方法が取れます。床を剥がさずに済むことが多く、費用の目安は1㎡あたり2〜7万円ほど。
⚠️ 木造の2階は、基本的にできないとお考えください。2階は床下に潜れません。お部屋全体の耐荷重を上げようとすると、梁を増やすなど建物の構造そのものを変える工事になります。床をすべて剥がして貼り直すことにもなるため、費用対効果が非常に悪く、現実的な選択肢にはなりません。
2階で数値が気になる場合は、1階に置く / もう少し広いお部屋にする / ひとつ小さいサイズにするといった方向のほうが確実です。
🙋
マンションなのですが、
補強は必要でしょうか?
🏢 基本的に必要ありません。マンションの床はコンクリートのスラブで、非常に丈夫です。グランドピアノの脚のように1か所に100kg以上が集中する場合は補強を検討することもありますが、防音室のように床全面で均等に重さがかかる場合は、スラブ自体がしっかり支えてくれます。
なお、スラブそのものは共用部分にあたるため手を加えることはできません。管理規約に重量制限が定められている場合がありますので、そちらは事前にご確認ください。
補強をせずに済ませる方法もあります。
梁や大引きの真上・壁際に寄せて置く
ひとつ小さいサイズにする、中に入れる重量物を減らす
1階に置く(床が地面に接している場合)

※ 上の金額は木造1階の一般的な目安です。地域・建物の状態・工事の範囲で大きく変わりますので、必ず複数社でお見積もりを取ってください。
計算の根拠を見る

■ 重さのデータ
当社の防音室データベースのうち アビテックス セフィーネ系(AMB / AMC / AMCV / セフィーネNS) の実測値を、広さ×遮音性能×高さで平均。0.5畳帯のみ同シリーズに該当がないため、アビテックス ミニの実測値で補っています。高さによる差(ロータイプ0.97倍/ハイタイプ1.08倍)も実測から算出。他メーカー・他モデルでは重量が増減します。

■ 基準の180kg/㎡
建築基準法施行令第85条「床の構造計算をする場合」の積載荷重。住宅の居室1,800N/㎡≒180kg/㎡、事務所・店舗2,900N/㎡≒290kg/㎡。この値は部屋全体に均等にかかる重さを前提にした設計値のため、防音室のように一箇所に集まる場合の判断には、設置位置や床の補強などの条件も関わります。超えたからただちに設置できない、という意味ではありません。

■ 身近なものとの比較
重量÷置いている面積による概算(例:本棚 幅90×奥行30cm・本が満載で約150kg → 556kg/㎡)。

■ 1階
床が地面に接するスラブ・土間なら荷重は地盤が受けるため、この基準は実質的に問題になりません(床下が空洞の木造1階を除く)。

株式会社 東京サウンドボックス 防音室の販売・買取・移設・レンタル